介護施設の夜勤中に危険なことが起きる可能性があるのだ。夜勤は入居者が寝ているから楽だと思われることがあるが、実際は決して楽な仕事ではない。

入居者の中には、夜眠れない人や認知症の方など様々な人が居る。夜うまく寝付けない利用者や認知症で徘徊癖がある人が施設にいる場合、介護士は十分に気をつけなければいけないのだ。
介護士がナースステーションのような待機場所に居る時に、知らぬ間に入居者が施設を徘徊していることがある。その際、ベットから降りようとした時にうまく降りれず転倒してしまったり、徘徊している途中で転倒するという事故が起きてしまう可能性が高いのだ。高齢者である入居者が転倒すると、一度の転倒で二度と歩けなくなるケースもある。

夜勤中にこのような事故が起きないようにするためには、一瞬たりとも気を抜かないことが大切だ。
もう全員寝たから安心だろうと思い仮眠をとりすぎたり、食事に夢中だったり、音楽を聞いてしまったりすることは避けるべきである。転倒を未然に防ぐためには、入居者がベットから動き出したことにいち早く気づく必要があるからだ。気づくためには小さな音を聞き逃さないことが大切なのだ。小さな音が聞こえたら、入居者が何かをしたがっている、徘徊をしようとしているなどと察知し、早く駆けつける必要がある。
また、もしベットから降りようとした時に怪我をしないように、掴まるところを用意しておいてあげることもおすすめだ。